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2023年のお盆ナイトはキノコ展です。

今年は、キノコにまつわる作品を作っている作家3人によるグループ展を開催いたします。

展覧会のキーワードはずばり「キノコ」。

このワードに吸い寄せられる様に集まったオーストラリアと日本の作家は、今回の展覧会をスタート地点にして、今後場所や作家を増やしながら、まさに菌糸類のように世界中に広がりながら展示をするというコンセプトでこのプロジェクトを立ち上げました。

来年は東京、再来年はオーストラリアでの展覧会を予定しています。

まず、第一回目の今年は、Naoki Koideの実家である「ZaisyohouseKoide」にて、「お盆ナイト」と同時開催になりました。

お盆とは日本の伝統的な季節の行事で、ご先祖や亡くなられた家族がお盆の期間だけ生きている家族の家に帰ってきて一緒に過ごすという風習。

そのお盆とともにキノコでお祭りしようというのが今年のお盆ナイトです。

お盆とキノコの取り合わせは一体どんな新しい風景を私たちに見せてくれるでしょうか。

Obon Night 2023 is a mushroom exhibition.

This year, we are pleased to present a group exhibition by three artists who create works related to mushrooms.

The keyword of the exhibition is "mushrooms.

The Australian and Japanese artists, attracted by this word, have launched this project with the concept of using this exhibition as a starting point and expanding the number of locations and artists in the future, spreading around the world like a mycelium.

We plan to hold exhibitions in Tokyo next year and in Australia the year after next.

This year, the first exhibition will be held at Naoki Koide's parents' home, Zaisyohouse Koide, in conjunction with "Obon Night.

Obon is a traditional Japanese seasonal event in which ancestors and deceased family members return to the homes of their living family members to spend time together during the Obon period.

This year's Obon Night is to celebrate with mushrooms along with Obon.

What kind of new scenery will the combination of Obon and mushrooms present to us?

ワークショップ参加作家

植松琢磨

1977年石川県金沢市生まれ。2000年関西大学卒業。2001年より国内外の美術館やギャラリーで作品を発表。自然科学や哲学における興味をもとに、社会や自然への新たな視点をさまざまな手法で表現する。近年の展示に、2021「JISP」Jing'an Sculpture Park(上海)、2019塩見允枝子&植松琢麿 「星をめぐる冒険」Yumiko Chiba Associates(東京)、2016「星のみかた」千葉市美術館 さや堂ホールなど

ワークショップ参加作家

石塚隆則

現実にありながら見えない(見えにくい)「モノ」や「コト」を動物のようなカタチにして彫刻や絵画などで表現している。 近年の展覧会、2022年「光射す公園」nazukari warehouse (千葉)、2021年Discover「Hide And Seek Kakurenbo」ふわりの森アートプロジェクト(千葉)、2018年「飛天」ROPPONGI HILLS A/D GALLERY など。 

ワークショップ参加作家

染谷悠子

「1926年の花束」2020年 140✕102cm 和紙.墨.水彩.パネルにキャンバス


幼い頃に夢中で集めた野花や蝶や鳥の羽、蜘蛛の巣にかかる虫たちでお墓をつくっていました。小さな手の内ですぐに死んでしまう彼らとの体験から、命に対する鈍感、そして心の不準備の時期に起こりうる一種の凶暴性の共存を描く。 1980 千葉県生まれ 2004 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業 2006 東京藝術大学大学院修士課程絵画専攻版画研究室修了 

ワークショップ参加作家

下平 晃道

イラストレーターであり美術作家。ガーゼやトレーシングペーパーのような半透明な素材を用いて、「色」と「模様」をテーマにしたユニークな動物や図形を描いている。またイラストレーターとしても、書籍装画、絵本、広告、テキスタイル、ファッション、プロダクトなど、多くの仕事に携わっている。

ワークショップ参加作家

桑名紗衣子

1982年千葉県生まれ。2008年武蔵野美術大学修士課程美術専攻彫刻コース修了。近年の主な展覧会に「でんちゅうストラット―つながる彫刻」(小平市平櫛田中彫刻美術館、東京、2021年)、「インクルーシブ・サイトー陶表現の現在」(千葉市美術館、千葉、2022年)。2021年に東京都中央区立桜川敬老館等複合施設(桜川保育園)エントランスにアートワーク設置。

ワークショップ参加作家 

赤羽史亮



©2022 Fumiaki Akahane,Photo Takaaki Akaishi, Courtesy of CAVE-AYUMIGALLERY

1984年長野県生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。死と再生をテーマに、人間や菌類などをモチーフとした、見る者の根源的な欲望に直接訴えかける有機的な物質感を特徴とする油彩画を制作。近年の主な個展に「Rotten Symphony」(CAVE-AYUMIGALLERY、2022)、「Against gravity」(Token Art Center、2020)、「Compost Paintings」(アートラボはしもと、 2019)等。 

ワークショップ参加作家 

山本 桂輔

1979年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。山形県在住。長い年月、人類がおこなってきた「ものを作る、想像する、思考する」という事への関心を軸に、日本という土壌に埋まった無意識や自然性をいかに掘りだすか考えながら、彫刻や絵画を制作している。小山登美夫ギャラリーを拠点に、国内外で個展、グループ展多数。

2018年2019年、現代アートの親孝行イベント「ボクと親父のアートでお盆ナイト」を、主催者でありアーティストの小出ナオキの実家「ZaisyohoudeKoide」にて開催しました。残念ながら2020年から二年間、新型コロナの影響で中止となっていました。2022年の今年、「with コロナ」の言う時代感、また「戦争」という言葉の距離がかなり近くなった年において、中心ではない場所の重要性、地域コミュニティーとアートとの接近が孤立化や分断から新しい価値観を再定義できるのではというコンセプトで「お盆ナイト」を開催することにしました。

2022年のタイトルを「お盆ナイト」としてより簡潔に覚えやすいものとしました。

ただいま内容や参加作家など細かいところを調整中です。

詳細が決まり次第、お伝えいたします!

非常事態宣言に伴い、スケジュールを変更して開催してきました、築窯ワークショップですが、非常事態宣言が解除されない状況によりイベントを続けることが困難になりました。

楽しみにして頂いた方々にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。

今後のワークショップについては、状況を見ながら判断したいと考えています。

予約いただいている方々にはメールなどで今後の状況をお送りいたします。


窯の完成ができなかったことにより、2月28日開催予定だった、初釜ライブイベントの延期もお伝えいたします。


今後、コロナの状況が改善したのちには、築窯ワークショップの再開と、初釜ライブイベントを行いたいと考えています。

再開の際はまたご連絡させていただきます。


小出ナオキ



土間コンクリートが完成したので、主役の窯を設置していきます

かなり重量のある窯だったので移動がとても大変でした。

ユニックで少しづつ移動させながら設置する場所に移動しました。

運んでくるときに気が付いた煙突の補修と窯を覆う屋根の設置の作業に移ります。

前回から作業も進んで今回はコンクリート打設です。

砂利を敷いて仕切りになるスペーサーを入れてそこにラス網を敷いていきます。

そこまでできたら、子供たちのあこがれタンクローリーで生コンクリートを流します

一輪車で運んで平らにらるように穴が開かないように整えていきます

生コンうちは乾いてしまう前に整えないといけないので時間との勝負です。